CONCEPT

コンセプト

設計について

意匠設計(間取り)と
架構設計(構造)は同時に行います

木造住宅の背系は良い意味じゃなく「分離」が進んでいます。 意匠設計は間取りやデザインを考えて、プレカット業者が柱や梁の配置を考える「架構設計」を後付けで行っていることが多く、 デザインだけ優先の住宅はできてしまっています。

Q. 柱や梁の骨組みには、何かルールがあるの?

A. あります。キレイに骨組みを組めるように間取りやデザインを考えければなりません。

Q. かっこいいデザインの家も?

A. もちろん。イメージしながら間取りやデザインを考えることが基本になります。

家の骨組みとなる柱や梁の配置は、
意匠設計者が意匠設計の段階で考える。

間取りを考えるときに柱や梁の配置を検討する際、「構造ブロック」が有効な手段です。 構造ブロックとは、柱と梁で組み立てられたもので、構造ブロックを平面的、立体的に組み合わせて間取りを考えます。

家の骨組みとなる柱や梁の配置は、<br>
                            意匠設計者が意匠設計の段階で考える。

構造ブロックの基本的な大きさは、一般流通している木材で決めます。 梁は無垢であれば4m、6mの長さが流通しています。
よって、構造ブロックの大きさは、3.64m×5.46mを最大とすると経済的でしょう。 柱は3m,6mが流通しています。まずは管柱用の3mで構造ブロックを構成します。

間取りをつくるとき、各階の構造ブロックをイメージする。

間取りをつくるとき、各階の構造ブロックをイメージします。

上下階の構造ブロックについて

上下階の構造ブロックは、柱梁を重ねることが基本ですが、 重ならない場合には2階構造ブロックの柱下に柱を追加します。
2階をセットバックして、1階に柱がなかったり、1方向のセットバックで1階に柱を建てずに梁で受けることはNGです。

梁のみで2階構造ブロックを構成する設計はNG

また、2方向のセットバック等で1階に柱がなく、梁のみで2階構造ブロックを構成する設計もNGです。

すべては、”永く安心して住める家”のために。

亀岡工務店では、このようにしっかりとした建物の構造を念頭にした設計を手掛けています。 これらの取り組みを通じて、”永く安心して住める家”を実現していきます。